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昨年とはうって変わって好天に恵まれたSRT'98は、8月23日午前11 時スタートした。
ポールポジョンを獲得した「EBARA ECO-TECH」を先頭に、各車ともバッテリーはフル充電ということもあって、ハイスピードでレースは進んでいく。
ちなみにJonaSunは、最初の数分間は太陽電池からの発電をカットし、回生ブレーキを使わなかった。というのは満充電状態のバッテリーに負担をかけないためである。

コーナー部分は、原則追越し禁止ということもあって、最初の数周の間、前を行く遅いマシンに苦しめられていた、後方グリッドスタートの「Jona Sun」と「FINE」が順位を上げてゆき、トップが「Jona Sun」、それに続いて「NISSAN S390」「FINE」という展開になってきた。
一方、WSR'98で総合5位となった「Leidenschaft」は、3周目で駆動系のトラブルにより最終コーナーでストップ。自力でピットに戻ることはできたが、ここで大きく順位を落とすことになった。



第1ヒートも中盤に来て、いまだトップは「Jona Sun」。
「FINE」は「NISSAN S390」をかわして2位に浮上してきた。以下、「EBARA ECO-TECH」「KANOW-TECH」そして500W未満クラスのトップを快走する「XIFOS」と続く。
一時13位まで順位を落とした「Leidenschaft」も着々と本来のペースを取り戻していった。
「Jona Sun」と「FINE」の間には1周差がついているものの、
それ以上の差は開かずに刻々と時間は過ぎて、13:00第1ヒートが終了。



第2ヒート開始までの1時間は、観客もピットに入ってソーラーカーを身近に体験できる時間だが、チームにとっては貴重な充電時間でもある。
充電中の太陽電池に影でも落とそうものなら・・・(笑)
ちなみに、鈴鹿とは違いこの時間の水による太陽電池の冷却(冷やすと発電がよくなる)は禁止されているので流しそうめん風冷却システムはつかえないのであった。



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